会長挨拶
第59回日本心血管インターベンション治療学会 東北地方会
会 長 鈴木 智人
(地方独立行政法人 秋田県立病院機構
秋田県立循環器・脳脊髄センター 循環器内科 部長)
この度、第59回日本心血管インターベンション学会(CVIT)東北地方会会長を拝命いたしました、秋田県立循環器・脳脊髄センターの鈴木智人です。2026年7月11日(土)に秋田県総合保健センターを会場に開催いたします。
私たちが日々向き合う医療現場は、今まさに大きな転換点を迎えています。急速に進む高齢化に伴い疾病構造は複雑化し、従来の知識や経験だけでは対応しきれない場面が確実に増えています。さらに、地域医療の持続可能性、医療資源の適正な活用、働き方改革による診療体制の変化など、医療者自身の価値観や姿勢も問われる時代となりました。こうした環境の中で求められるのは、柔軟に変化へ対応する力と、学び続ける姿勢であり、私たち一人ひとりが成長し続けることです。
今回のテーマは「みんなで育てる みんなで育つ」としました。これまでの医療教育は、経験豊富な指導者から後進へと知識や技術を伝える一方向の学びが中心でした。しかし現代の医療現場では、多様な専門性を持つメンバーがチームとして協働し、患者さんに最善の医療を提供していくことが重要です。そのためには、医師だけでなくメディカルスタッフ、さらには患者さんやご家族も含めた「みんな」で、立場や経験年数に関わらず、互いの強みを認め合い、学び合い、共に成長していくことが不可欠です。CVIT会員の皆さまは、新しい知識や技術を積極的に吸収し、垣根を越えて議論を深める姿勢を持った方ばかりです。その力が結集することで、カテーテル治療の未来を切り拓く原動力になると確信しています。
是非若手医師やメディカルスタッフの皆さまにも積極的にご発表いただきたいと考えております。日々の臨床で感じた疑問や工夫、挑戦の軌跡こそが、私たちの成長を促してくれるはずです。
多くの皆さまが熱意を持って議論を交わし、互いに刺激を受けながら成長できる会となることを心より願っております。皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。